こんにちは。くまきち@アメリカ駐在です。
今回も海外駐在を勝ち取る方法について書いていきます。
今回は最後の3つをまとめて紹介します。
海外駐在を勝ち取る方法その8、9、10
⑧精神的にタフなキャラをアピールする
もちろんビジネスパーソンとして精神的なタフさは重要なのですが、
具体的に海外駐在を狙う人にとってこれが必要な理由は2つあります。
理由①:海外駐在生活は過酷な環境であるため
理由②:常に孤独との戦いであるため
なんだかこれだけ見ると海外駐在はとにかく厳しくて嫌になるような生活なのかと思われるかもしれませんが、もちろんいい面もたくさんあります。
ですが今回は不都合な真実ではないですが、リアルな側面に触れていきます。
それでは順番に説明していきます。
理由①:海外駐在生活は過酷な環境であるため
海外駐在生活は基本的に過酷です。
ここでいう生活というのは、仕事面についてです。
とにかくやることが多く、経営からマネジメントから実務から雑用まで、
種子多々の業務をこなしていかなければなりません。
日本でオールラウンドに鍛えられている人はまだなんとかなるかもしれませんが、
とにかく「こんなことまでやるの?」という仕事もあるくらい、大変だと思います。
それでいて周囲は日本人ではなく、基本外国人です。
話す言葉も、基本英語などの外国語です。
日本のときのように、ちょっとあの人に軽く相談してみよう、という感覚が
使えないことが多いのです。
したがい、多くのことをなんとか一人でやり切る必要があるのです。
(もちろん周りの力を借りる必要はありますが、あちこちにちらばっている情報を自らの力で収集し、分析し、まとめあげる力が必要になります)
もちろん国や職種にもよると思いますが、
多くの場合このような環境であるため、ある程度精神的にタフでないと厳しいです。
もちろん海外に行ってからタフになればいい、という考え方もありますが、
その場合海外にいって潰れてしまうリスクがあります。
私自身、海外に来て潰れてしまった人を何人も見てきました。
かわいそうな話ではありますが、でも会社側からすると、
海外に行ってから潰れてもらっては困るのです。
大金を投資して駐在してもらうからには、最初からある程度の保証、つまり精神的にタフな人材であるという事実がほしいのです。
なので、駐在を狙っているのであれば、日頃から精神的にタフであることをアピールしましょう。
「メンタル強いね」と周りに言われるくらいのことをしましょう。
もちろん、内心では強くなくても、いいのです。
肝心なのは、人事権を持つ人に大して、メンタル強いイメージを植え付けることです。
なので、メリハリをつけて振舞えば、時には弱音も吐いて大丈夫です。
理由②:常に孤独との戦いであるため
①ともかぶるため簡潔に説明しますが、海外では基本孤独だと思ってください。
一人でやらなければならないことがたくさんあります。
もちろん日系企業であれば周りに日本人もいるとは思いますが、みんな忙しいので
いつも頼るわけにはいきません。
なので、孤独でもやっていける強い精神力が必要です。
もちろん駐在生活が長くなるにつれ、周囲にサポーターも増え、
また容量も覚えてくるので、孤独感は減ってはいくと思います。
ですが、孤軍奮闘でもやり切る!というマインドをもっておくと強いと思います。
⑨海外いけないなら辞めます(異動します)という空気感を感じさせる
これは少し高等テクニックになるため、使い方には注意ですが、
うまく使えば効果があると思います。
これが重要である理由は次のとおりです。
理由:早く海外に行かせないと辞められてしまうと会社に思わせることができる
これがなぜ意味があるのかというと、会社は基本的に人材流出を避けたいと思っているからです。
新卒でもキャリアでも、せっかく優秀な人材を集めて時間と費用をかけて育てたのに、
辞められてしまっては投資したリソースが回収できないのです。
更に、上司からすれば、部下に辞められてしまうというのは、場合によってはマイナス評価になります。
そういう実情もあって、会社は社員が辞めることをできれば回避したいと思っています。
ここにうまく付け入るのが、「辞めますという空気をチラつかせる」戦略です。
空気の出し方としては、「この会社は好きだし仕事もやりがいがあるが、海外で働く夢がかなわないなら転職(異動)せざるを得ない」ということを暗に出すのです。
これは使い方が難しく、直接的に上司に言ってしまうと、
下手をすると逆効果になりかねないので、注意が必要です。
あくまでimplication(暗に匂わす)にとどめる。
あるいは、上司と繋がっていそうな第3者に話をして、間接的に上司の耳に入るようにする、
という回りくどいやり方が一番効果的だと思います。
私もこれは使っていて、実際に上司や周囲の人に対して効果があったことを実感しています。
⑩できれば結婚しておく
これは若干おまけ的な感じなのですが、少しでも海外駐在の確率を上げるという意味では、
やっておいて損はないことです。
会社的には、20−30代で独身の人を海外に行かせた場合、
過酷な環境に独身でいかせることのリスク、そしてその人の婚期が遠のくリスクがあるため、
できれば既婚者をいかせたいという思いが比較的強いようです。
もちろん独身で海外駐在している人もたくさんいます。
ですが、事実として私が知っていることは、会社側は海外駐在者を決める際に、
既婚者か未婚者かを考慮に入れている、ということです。
そして、会社のディシジョンを置いておいても、
ご自身として家族と一緒に駐在生活を送った方が、いろいろな面でいいと個人的には思います。
(もちろん独身でいって遊びたい人もいると思いますし、それもありだとは思います)
これで、海外駐在を勝ち取るための10の方法論を全て紹介しました。
この10の方法を実践するだけで、海外駐在の可能性がかなり高まると思いますし、
実際に私もこれらを実践して海外駐在を掴み取った経験があります。
今回は以上になります。
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