こんにちは。くまきち@アメリカ駐在🇺🇸です。
最近次のような悩みをよく耳にします。
海外の人が日本をどうみているのか気になる
海外でなじむにはどういうところに気をつけるべき?
このような悩みを持った方に向けた記事になります。
✅記事を書いている人
くまきち米国駐在員。アメリカ人を始めとした外国人の生態と、日本人の生態の違いを研究してきた人。TOEIC970点。
外国人に驚かれた日本の習慣
今回お伝えしたいことは、次のとおりです。
✔︎外国人に驚かれた日本の習慣
✔︎信頼関係を築きたければ、違いを認識し、相手のノリにあわせてみよう
外国人に驚かれた日本の習慣
私自身、普通の人よりは海外経験が豊富な方ですが、これまで様々なシーンで、
様々な国の人たちから、日本では当たり前のことについて驚かれたことが何度もあります。
はじめは、「何をいってるんだこいつは」と思ったりもしましたが、アメリカを始め、
海外の他の国の文化を知るにつれ、日本の特殊な習慣について気づいてきました。
今回は、よく外国人に驚かれる日本の習慣を5つ紹介したいと思います。
① グレーなことが多すぎる
まずはこちらを挙げたいと思います。
外国人に言わせると、日本人はあらゆることをグレーにしすぎなようです。
アメリカを始めとした西洋の文化圏の人たちは、
基本的には物事をはっきりさせることが多いです。
もちろん、アメリカにもグレーなことはあります。
ですが、日本はその比ではありません。
サラリーマンとして仕事をされている方は、いかに日常にグレーなことがあふれているか、
共感いただけるかと思います。
日本人はとにかくグレーなままにしておくことが好きです。
それは、はっきりさせると、面倒なことになったり、
その人自身が不利益を被ったりするからです。
アメリカ人などは、日本人がグレーなままにしておきたいことも、
平気で白黒つけたりします。
それがいい場合もありますし、ときに悪い場合もあります。
その人が損をするということは比較的少ないと思います。周りの反応は、どちらかというと、「まじか。おけ。じゃあどうする?」という具合に、
未来に向けた議論になる傾向があります。
このようなグレーなままにしない姿勢は、私自身非常に勉強になりました。
日本のカイシャでは、グレーなことが多すぎるため、ときにグレーにしてはいけないことも、
グレーにしようする同調圧力が生じやすいです。
私は、アメリカのグレーにしない姿勢を学んだことから、なるべくグレーなことにも多少面倒でも突っ込んでいくようにしています。
そのおかげで、社内の評価は「困難な課題に向かっていける人」というものになっていったと感じています。
実際大したことはしていないのですが、それくらいのことで評価してもらえるくらい、
日本人はグレーゾーンに突っ込むのが苦手です。
②無理なことでもできないと言わない
アメリカ人や西洋圏の人は、わりとすぐに無理なことは無理とはっきり言います。
一方日本では、たとえ難しくても、「努力します」とか「善処します」っていいますよね?
むしろ、初めから「できません」という人は、評価が下がるくらいですよね。
このような文化の違いは、私としては羨ましくもありますが、日本の姿勢はわりと好きです。
(ただし、しんどいです笑)
結論としては、バランスが大事だと思います。
日本の諦めない姿勢はとても大切なことだし、大事にすべきと思います。
一方、無理をしすぎて、心や体を壊しやすい文化であるのも事実です。
ときには、西洋圏の人のように、「それはちょっとできません」とはっきりいうことも、
長い目でみれば必要だと思います。
③シャイである
これは言われたことのある人も多いと思います。
私も、海外経験の浅かった頃は、「日本人はシャイだね〜」と言われた経験があります。
全くシャイな方ではないのですが、西洋の圧倒的社交力を前にすると、
日本人はシャイと見られてしまうことが多いです。笑
文化の違いなのでいいも悪いものありません。
ただ、アメリカ人なんかはスモールトークが大好きです。
知らない人とも普通にスモールトークします。
なので、アメリカ人と仲良くなりたければ、積極的にスモールトークできるように、
社交力のギアを上げる必要があります。
初めはしんどいかもしれませんが、慣れます。
④良くも悪くもルールに忠実
ルールをつくったり、ルールを上手く活用することに長けています。これは一個人の話だけでなく、国としての世界のルール作りにおいても、
常に存在感を発揮しています。日本ではルールを守ることが美徳とされている感が強く、
「ルールは守るもの」という認識が強いです。
しかし、ビジネスで欧米と渡り合っていくには、ときにルールを上手くかいくぐるスキルや、
ルールを作り替えるスキルも必要になります。
アメリカでは”Think out of the box”という言葉があります。
これは、既存の枠組みに囚われずに考えることを意味しています。
アメリカ人からはこのような姿勢を感じることが多いです。
この視点はもっておいて損はないと思います。
⑤ 会議終了時間を守らない
会議開始時間が遅れることはよくあります。
しかし、終了時間はきっちりしていることが多いです。日本は、真逆ですね。どっちもどっちではあるんですが、終わりがエンドレスの日本の方が、
拘束時間が長く、タチが悪いですよね。
私自身これまで無意味に長い会議に苦しめられたことが8億回くらいは平気であります。
少なくとも、会議終了時間を意識した運営を心がけたいものですね。
信頼関係を気付きたければ、違いを認識し、相手のノリにあわせてみよう
文化には違いがあるから面白さがあるものです。
また、一長一短があるので、どちらも尊重すべきだと思います。
今回お伝えしたいことは、もし仕事やプライベートで海外の人と信頼関係を築きたければ、
まず相手の文化、つまり相手のノリに合わせてみることをおすすめします。
こちらが相手を尊重すれば、相手からも尊重が帰ってきます。
そうして、海外の人とも、信頼関係が築けるものだと、私自身経験を通じて実感しています。
いかがでしょうか。
ぜひ今回紹介したことを、海外の人たちとやりとりする際に、意識してみてください。
人間関係をつくる手助けになるはずです。
今回は以上になります。
もっと英語を上達させたいかたは、こちらの記事も読んでみてください。
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