新規事業を創出する方法【これからの必須スキル】【必読書紹介】

処世術

こんにちは。くまきち@アメリカ駐在🇺🇸です。

サラリーマンなら誰しも一度くらいは、新規事業をつくれ!と言われたことがあると思います。

会社にとって新規事業の創出は、永遠のテーマと言ってもいいくらい重要なテーマです。

今回は、会社で何度も新規事業創出のため試行錯誤を繰り返し、複数の新規事業を立ち上げた経験のある私が、新規事業の創出の方法について解説していきます。

 

新規事業ってどうやって立ち上げるの?
しろくま
しろくま
新規事業は難易度高すぎて無理ゲー

このような悩みを持った方に向けた記事になります。

 

 

 

✅記事を書いている人

くまきち
くまきち
米国駐在員。多くの新規事業創出に試行錯誤し、複数の新規事業を立ち上げてきた人。TOEIC970点。

 

 

 

 

新規事業を創出する方法

 

今回お伝えしたいことは、次のとおりです。

・世の中には満たされていないニーズがたくさんある

・既存事業の収益がなければ新規事業に先行投資できない

・新規事業についてのおすすめの本

順番に解説していきます。

 

 

 

世の中には満たされていないニーズがたくさんある

新規事業を生み出すことは、会社に常につきまとう課題です。

現在のような変化の激しい時代には、既存事業でずっと生き残れる保証は全くなく、つねに新しいビジネスチャンス伺わないといけません。

これはピンチとも言えますが、同時にチャンスでもあります。

変化が激しいということは、そこから新たなニーズが生まれるからです。

そして、新たなニーズとは、常に人の不満や欲望から生まれるものです。

どれだけ技術革新が起きて、AI5Gで超便利な社会になったとしても、人の欲望は尽きることは決してありません。

すぐにその状態に慣れ、また新たな不満や願望が生まれます。これが新たなニーズの正体です。

ないものねだり、あるいは隣の芝は青く見えるというやつですね。

 

 

早く動くことが大原則

新たなニーズを新規事業に変えるためには、いち早くアクションを取ることが必要です。

時代の流れを先読みし、先手を打たなければなりません。

そうでないと、激しい競争になったり、他社の二番煎じになったり、難易度が増すからです。

 

 

小さなトライアンドエラーを多く繰り返すこと

では、時代の流れを先読みして先手を打つ秘訣は何なのか。

もちろん、マーケティング部や経営企画部の調査や分析なんかと必要だと思います。

ですが、一番大切なのは、トライアンドエラーをできる限り多く繰り返すことです。

どういうことかというと、現代社会は、変化があまりにも激しく、マーケティングやリサーチで読み切るのは、極めて至難のワザです。

また、予測できたとしても、少しでも市場のニーズとずれていたら、全てが水泡に帰すリスクもあります。

なので、一番良いのは、早い段階から、小さくトライアンドエラーをたくさん繰り返すことなのです。

仮説とは、検証を繰り返すことで精度が上がり、成果に近づくものです。

仮説を立てたら、とっととトライしてエラーすることをできるだけたくさんやる必要があるのです。

 

 

 

既存事業の収益がなければ新規事業に先行投資できない

ここで、一つ問題点をあげます。

それは、そもそも既存事業で利益を上げていないと、新規事業の原資になるカネが捻出できないという問題です。

これは多くの企業で直面している問題でなんです。

 

既存事業は改善できる

しかし、実は、既存事業は、たいていの場合、改善できます。

その方法を説明します。

 

多くのコストセンターはなくても回る

多くの企業には、コストセンターがたくさんあります。

コストセンターとは、簡単に言うと、利益に繋がらない部門のことです。

コストセンターの対義語は、プロフィットセンターですね。

実は、多くのコストセンターは、なくても会社は回るということがわかっています。

これは会社の不都合な真実ですね。

 

 

終身雇用という足かせ

ではなぜ、コストセンターをなくさないのか?

一番の理由は、終身雇用制度です。

一定数の雇用をキープしなければならないので、その受け皿となる部署が必要です。

だから、たくさんのコストセンターが存在するのです。

一見、コストセンターは、付加価値を生み出しているように見えますが、実は少なくない数の組織が、不要であることがわかっているのです。

 

 

雇用削減/事業売却は余裕のあるうちに

終身雇用が崩壊するのは時間の問題になりつつあります。

しかし、それよりも前に、多くの会社は、利益を生む仕組みを作り直し、新規事業に投資していく必要があります。

その方法としては、雇用削減と事業売却があります。

事業売却のキモは、その会社あるいは事業がまだ順調なうちに売るということです。

事業が痛み切ってからでは、買い手が見つからないか、安く買い叩かれるのがオチだからです。

 

 

売上よりも利益

利益を増やすための方策としては、売上でなく利益にこだわるということがあります。

多くの企業は売上至上主義のスタンスで、売上を伸ばすことに力を入れてきました。

その理由のひとつは、ある程度の売上がないと、従業員の給与がまかなえなくなるからです。

ですが、売上を重視したことで、利益率が低くなるのは、かなり非効率です。

売上至上主義は捨て去り、利益にこだわる姿勢が必要なのです。

 

 

以上が、新規事業を生み出す方法についてでした。

この大変革期においては、避けては通れないテーマですね。

 

 

 

新規事業についてのおすすめの本

新規事業の創出の方法については、一度本で体系的に理解しておくことをおすすめします。

ビジネスモデルの作り方や、ビジネスプランの立案の仕方も含めて、普段の既存事業のやり方とは大きく異なるからです。別の科目と思った方がいいですね。

それでは、新規事業創出について多くの本を読み研究してきた私が、おすすめの本を紹介していきます。

 

 

グロービスMBAビジネスプラン

おなじみのグロービスMBAシリーズです。

当たり障りのないベーシックな内容ですが、入門書としてはちょうど良く、読みやすいのでおすすめです。

私はだいたいのグロービスシリーズはケーススタディ含め実践済みですが、どれも入門者としてはおすすめですね。

ちなみに、グロービスMBAシリーズで私の一番のおすすめは、これです。

 

これを読み、クリティカルシンキングを実践していくと、いわゆる頭の切れるできるヤツにぐっと近づきます。本当です。

切れ味鋭い仮説を立てられることが有能なビジネスパーソンの必須条件です。

クリシンを実践すれば、それが可能になります。会社でも一目置かれる人になれますよ。

 

 

走りながら考える新規事業の教科書

入門書としてとても読みやすく、おすすめの一冊です。

 

新規事業ワークブック

新規事業の本質が書かれている良書です。

AI経営で会社は蘇る

経営共創基盤の冨山さんの良書。この方はとにかく頭が良い。主張の切れ味も素晴らしいです。

AIで今後会社や世の中がどう変わっていくのか、説得力のある展望がわかります。

その上で、どんな新規事業に投資すべきなのかも自ずと見えてきます。

 

 

いかがでしょうか?

激動の時代、新規事業を創出できるビジネスパーソンこそが求められます。

ぜひ、新規事業にチャレンジしてみてください。新規事業は、小さく失敗すれば、リスクも少なく、むしろ挑戦する姿勢に対し評価も上がり、いいことばかりです。

ぜひ、トライしてみてください。

今回は以上になります。

 

 

コメント